2006年05月10日

2006.5.10 英国の絞首刑台の「ミスマッチ」

昨日のロンドン発・時事ニュースにコメディのお手本があった。

そのニュースとは、
‥‥‥‥死刑が廃止されている英国で、
            およそ10年間にわたって絞首刑用の台が製造され、
            アフリカ諸国へ輸出されていた、というもの‥‥‥‥

comedynology の「ミスマッチ」というテクニックの教科書通りです。
「ミスマッチ」が笑いを誘うコメディの構造の中で、最もインパクトがあるのが、
この手の「言ってること と やってることが まったく違う」というものなんですね。

「死刑を廃止している」くせに、「絞首台を製造・輸出」していた。

これは、方程式にしてみると、

「×××××」しているくせに、「×××××」していた。

前の「×××××」 と 後ろの「×××××」に それぞれミスマッチな事例を入れると、
もうキューピー3分間クッキングもビックリな簡単&便利なコメディのできあがりです。

グリーンベレーのくせに、 カラオケでイマジンを歌う  のような。

紺屋の白袴、医者の不養生 といった昔ながらの日本語の表現も、
現実のミスマッチを題材にしたユーモア溢れるフレーズだと思います。

by コメディライター須田泰成 公式サイト

By Yasunari Suda:2006年05月10日 15:17

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須田泰成/コメディノロジー研究室・代表+コメディ・ライター&プロデューサー。

現代を生きるには、現実をコメディとして認識する能力が欠かせないという信念から、 コメディノロジー=comedynology を発想+その体系化をライフワークとする活動開始。 並行して、コメディ製作会社(有)大日本生ゲノムを率い、各種コンテンツ製作、 コメディ・スクール&バー経営などに励む。 CGギャグ番組『Yellow Subliminal』が、「モンティ・パイソン」や「Mr.BEAN」を 有名にしたスイスのコンペROSE D'OR の2005 Social Awareness Award にノミネート。 著書に『モンティ・パイソン大全』(洋泉社)など。コメディ脚本・映像など多数。詳しくは、大日本生ゲノム公式ホームページ須田泰成・公式サイトにて公開中。コメディとコミュニティをテーマにしたネット放送経堂にも後先よく考えずに着手。